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東洋医学における治療方針の決定

第十二講:東洋醫學治療方針的決定

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はじめに読むコラム

 

こちらの記事は東洋医学の「基礎」となるコラムです、より理解していただくために、まず、はじめにご覧ください。

 

 1⃣ 現代人に必要な東洋医学の知識

 2⃣ 現代医学・伝統医学・西洋医学・東洋医学「言葉の定義」

 3⃣ 日本における漢方の普及と発展

 4⃣ 中国伝統医学、中医学及び現代中医学の定義と構造

 5⃣ 中医学の特徴

 6⃣ 中医学診療の考え方

 7⃣ 代替医療・統合医療とは何のこと?

 

 

東洋医学における治療方針の決定

 

東洋医学により治療を行う場合は、東洋医学独自の分析方法(弁証論治)に基づいて、最初に対処療法を行うべきか、根本療法を行うべきか、あるいは両方を並行して行うべきかを判断することになります。

治療方針の決定は次の4つの治療原則に基づきます。

 

 

 

第1「治病求本」とは

病因の本質を見極めることですが、まずはこれから始めることになります。

病気の本質的な事柄を「本」、そうでないものを「表」と言います。本を治療することを本治、表を治療することを標治、さらに両方を同時に治療することを標本同治といいますが、原則として、まずは本を治療します。

本が治れば標も自然に解決することが多いのですが、逆に“急なれば標を治す”という原則もあり、邪気が詰まり病状が悪化した場合は標治を優先します。

標治は対症療法なので、通常は標治により症状が落ち着いたのちに本治の根本治療へ移行します。これが“緩なれば本を治す”という原則です。

 

第2「扶正袪邪」とは

正気と病邪の闘いにおいて、正気を補強(補)したり、病邪を除去(瀉)したりすることです。

 

第3「陰陽調節」とは

人体の陰陽バランスが崩れている場合、強い方を除き、弱い方を補う治療することです。

 

第4「随機(三因)制宜」とは

治療方針の背景にある考え方で、①季節の影響、②住む地方の気候や習慣、③人の年齢や性別を勘案することです。

 

ここでは、東洋医学を受診するタイミングに注意すべきです。

発病直後に現代医学の治療により、良い効果が得られている場合はよいのですが、あまりよい効果が得られていない場合は、早めに東洋医学の対処療法を用いてみるのも選択肢の一つではないでしょうか。

対処療法を必要とする病気の中にも、東洋医学が有効であるものも少なくありません。

病気がこじれないうちに出来るだけ早く治療を開始した方が、どの医療でもよりよい効果を得やすいというのは自明の理です。しかし、現状では東洋医学の特徴が十分に知られていないためか、従来の治療を続けてしまい、いよいよ困ったときに東洋医学に活路を求めて来るケースが多くなっています。

このような場合、根本治療が得意な東洋医学といえども、病気がこじれてしまった後では、当然ながら治療効果は上がり難いものです。

対処療法か根本療法かを見分ける例として、西洋医学では、ホルモンの分泌異常や腫瘍の形成、神経の失調など、その多くを人体内部に求めます。

そして、もしホルモンに異常があれば、ホルモン剤の使用や分泌腺の切除などによってそれを調節する治療がなされますが、なぜホルモンに異常が起こったかについて、根本的な分析がなされないことも多いようです。

これに対して東洋医学では天候や季節の変化、食事や労働、感情の変化など、生活に密着して起こるこれら全てを探り、原因を考えます。たとえ現代医学により、ホルモンの異常と診断されていても、その根本原因として、生活面に隠された何らかの原因を追求して治療を行おうとします。そのため、生活指導や食事習慣とも連動させて、治療することになります。

 

 

*注釈:ここで「東洋医学」という言葉は、「中国由来の伝統医学」のみを指し、「漢方医学」と近い意味を表します。「西洋医学」は現在、病院で行われている現代医学のことを指します。

参考文献

  • 関口善太著.〈イラスト図解〉東洋医学のしくみ.日本実業出版社,2003
  • 安井廣迪著.医学生のための漢方医学【基礎編】.東洋学術出版社,2008
  • 仙頭正四郎著.最新 カラー図解 東洋医学 基本としくみ.株式会社西東社,2019

 

 

根本療法和對應症療法 

 

在進行東洋醫學治療時,根據東洋醫學獨特的分析方法(辨證論治),首先需要判斷應該進行對症療法還是根本療法,或是兩者並行。治療方針的決定基於以下四個治療原則:

 

 

 

第1「治病求本」是指辨識病因的本質,這是首要的步驟。

 

疾病的本質被稱為「本」,非本質的則稱為「表」。治療本質的稱為本治,治療非本質的稱為標治,兩者同時治療的稱為標本同治。原則上,首先治療本質。本質治愈後,非本質也常常能自然解決。但有「急則治標」的原則,當邪氣堵塞導致病情惡化時,優先進行標治。標治是對症療法,通常在症狀平穩後轉為本治的根本治療。這就是「緩則治本」的原則。

 

第2「扶正祛邪」

 

是指在正氣和病邪的鬥爭中,補強正氣(補)或祛除病邪(瀉)。

 

第3「陰陽調節」

 

是指當人體的陰陽平衡失調時,強者祛除,弱者補充。

 

第4「隨機(三因)制宜」

 

是指治療方針的背後思考,考慮季節的影響、居住地方的氣候和習慣、人的年齡和性別等因素。

 

    在這裡應注意接受東洋醫學診治的時機。發病初期如果現代醫學治療效果良好,自然很好;但如果效果不佳,及早嘗試東洋醫學的對症療法也不失為一種選擇。對於需要對症療法的疾病,東洋醫學也有很多有效的案例。及早開始治療,無論哪種醫療,都能取得更好的效果是顯而易見的。但是,由於目前東洋醫學的特點尚未被充分認知,大多是連續使用現代醫學治療直到情況非常嚴重時才尋求東洋醫學治療的案例。在這種情況下,即便是擅長根本治療的東洋醫學,病情嚴重後,治療效果自然不會理想。

    以區分對症療法和根本療法為例,在西洋醫學中,很多情況下追求的是體內的激素分泌異常、腫瘤形成或神經失調。如果激素異常,通過使用激素藥物或切除分泌腺來進行調節治療,但對於激素異常的根本原因,往往缺乏深入分析。而東洋醫學則探究天氣和季節的變化、飲食和勞動、情緒變化等生活中緊密相關的因素,考慮原因。即使現代醫學診斷為激素異常,也會追求其生活中的根本原因進行治療。因此,東洋醫學非常注重治療與生活指導和飲食習慣的聯動。

 

 

*注釋:此處的「東洋醫學」指的是「源自中國的傳統醫學」,與「漢方醫學」含義相近。「西洋醫學」指的是目前在醫院中進行的現代醫學。

 

參考文獻

 

 1)關口善太著.圖解東洋醫學的結構.日本實業出版社, 2003

 2)安井廣迪著.醫學生的漢方醫學【基礎篇】.東洋學術出版社, 2008

 3)仙頭正四郎著.最新 彩圖解 東洋醫學 基本和結構.株式會社西東社,2019

 4)平馬直樹・淺川要・辰巳洋著.全彩版 基本和運作原理 東洋醫學教科書.株式會社ナツメ社,2014

 

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