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東洋医学の視点から見た西洋医学の課題

第九講:從東洋醫學的視角看待西洋醫學的一些問題

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はじめに読むコラム

 

こちらの記事は東洋医学の「基礎」となるコラムです、より理解していただくために、まず、はじめにご覧ください。

 

 1⃣ 現代人に必要な東洋医学の知識

 2⃣ 現代医学・伝統医学・西洋医学・東洋医学「言葉の定義」

 3⃣ 日本における漢方の普及と発展

 4⃣ 中国伝統医学、中医学及び現代中医学の定義と構造

 5⃣ 中医学の特徴

 6⃣ 中医学診療の考え方

 7⃣ 代替医療・統合医療とは何のこと?

 

東洋医学の視点から見た西洋医学の課題

 

 現代における西洋医学の発展はめざましいものがあります。

しかしながら、一方では今日の超高齢化や様々なストレスなどにより、慢性疾患、各種衰弱症、生活習慣病、心身症やストレス病など、いわゆる「現代病」が急増しています。

西洋医学は病気や個々の外見的症候の除去と生命の保全を目的に、主に病名や症状に対する治療法や処方が行われるため、これらの「現代病」に対して、十分に対応できない場合も多くなってきています。

便利さやスピード、科学的なことばかりを追い求めてきた足を休めると、いろいろな歪も見えてきます。

 

人体を解明しきれていません

 

 

最近は血圧やGOTの正常値などは一般常識となるなど、現代医学は我々の生活に密着したものとなっています。そのためか、体調が少々悪いような感じがしても、検査の結果、数値が基準内であればそれだけで安心してしまう人も多いのではないでしょうか。

しかしながら実際には、検査結果に異常が認められなくとも、患者さんが苦痛を訴えるケースが少なくありません。このような場合、西洋医学による診断や治療に頼るだけでは不十分な場合があります。

自然科学が自然現象をすべて解明できていないのと同じように、目覚ましく発展してきた西洋医学といえども人体に対して、まだまだ未解明な部分も多くあるということをしっかりと認識しておく必要があるのではないでしょうか。

 

薬品の副作用

 

 

 

 

薬品の副作用は、西洋医学がかかえる大きな歪みの一つといえます。その中には薬害問題に発展するような生命にかかわる副作用や湿疹や臓器の機能障害を引き起こす慢性的な副作用もあります。

  一方、東洋医学で使用する漢方薬にも副作用の例はありますが、この場合は使用方法の誤解に基づくものが多く、そうでない場合でも重大な事態に陥るケ―スは化学合成薬による副作用に比べれば、はるかに少ないものです。

自然の原料が100%安全とはいえないものの、合成薬と比較すると人体にやさしいのは確かであるといえます。 

 

「扶正」「食養生」「治未病」の不足

 

 

 

 

東洋医学の視点から見ると、西洋医学では慢性疾患に対して根本治療を行ったり、体質の強化を図るといった東洋医学でいう「扶正」を行うための技術開発が不足しているように感じます。

また、病後の回復期に医学的な「食養生」などの指示も不十分ではないでしょうか。

なお、症状が顕在化していない状態である「治未病」期における技術開発も不足しているように思われます。

 

*注釈:ここでいう「東洋医学」という言葉は「中国由来の伝統医学」のみを指し、「漢方医学」と近い意味を表します。また、「西洋医学」は現在、日本の病院で行われている現代医学のことを指します。

 

参考文献

  • 関口善太著.〈イラスト図解〉東洋医学のしくみ.日本実業出版社,2003
  • 安井廣迪著.医学生のための漢方医学【基礎編】.東洋学術出版社,2008
  • 平馬直樹・浅川要・辰巳洋著.オールカラー版 基本としくみがよくわかる東洋医学の教科書.株式会社ナツメ社,2014

 

 

 

 

從東洋醫學的視角看待西洋醫學的一些問題

 

  現代西洋醫學的發展確實是非常卓越和快速的。然而,隨著超高齡化和各種精神壓力的增加,慢性疾病、各種衰弱症、生活習慣病、心身症以及精神壓力性疾病等,所謂的“現代病”也在急劇增加。

  因為西洋醫學主要是以祛除疾病和個別外在癥狀以及維持生命為目標的,是主要針對病名或癥狀進行治療和處方的,因此在面對這些“現代病”時,往往無法充分地應對。

  當過分地追求方便、速度和科學性的腳步暫緩之時,各種走偏了的現象也開始顯現出來了。

 

 

尚未完全解明人體

 

 

近年來,血壓和GOT(穀草轉氨酶)的正常值等已經成為公眾的常識,現代醫學與我們的生活緊密相連著。因此,即使感到身體有些不適,但如果檢查結果顯示數值在標準範圍內的話,會有許多的人只因為這個檢查結果而安心止步,從而不去進一步追究造成身體不適的真正原因了吧。

  然而,實際上,即便檢查結果沒有異常,患者仍然可能會感到痛苦的情況也有不少吧。這種情況下,僅依靠西洋醫學的診斷和治療可能是不夠的。

  正如自然科學未能完全解明自然現象一樣,儘管西洋醫學的發展非常卓越和快速,但我們仍應清楚地認識到,其對於人體仍有著許多許多未解明的部分。

 

藥物的副作用

 

 

 

 

藥物的副作用可以說是西洋醫學中的一個大問題。其中包括可能發展為藥害問題的甚至可能危及生命的副作用,也包括可能引起如濕疹或器官功能障礙的慢性副作用。

  另一方面,東洋醫學所使用的中藥也有副作用的例子,但這些多半是由於使用方法的錯誤所致,即便真的是出現了藥物的副作用,其引發重大事態的危險性也遠低於化學合成藥的副作用。

  雖然自然原料並不能保證100%的安全,但相較於合成葯,對人體來說確實是更加溫和的。

 

 

缺乏“扶正”、“飲食養生”、“治未病”的思想

 

 

 

 

從東洋醫學的視角來看,西洋醫學在針對慢性疾病進行根本性治療以及增強體質方面,缺乏東洋醫學中所謂的“扶正”的技術開發。

  此外,病后恢復期內有關“飲食養生”的醫學指導似乎也不夠充分。

  同時,針對尚未顯現癥狀的“治未病”階段的技術開發也顯得不足。

 

 

*註釋:本文所說的“東洋醫學”指的是“源於中國的傳統醫學”,與“漢方醫學”意義相近。 而“西洋醫學”指的是現今日本醫院所採用的現代醫學。

 

 

 

 

參考文獻:

  • 関口善太著. 〈イラスト図解〉東洋醫學のしくみ.日本実業出版社,2003
  • 安井廣迪著. 醫學生のための漢方醫學【基礎編】. 東洋學術出版社,2008
  • 平馬直樹・淺川要・辰巳洋著.オールカラー版 基本としくみがよくわかる東洋醫學の教科書. 株式會社ナツメ社,2014

 

 

 

 

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