HOLISTIC HEALTH JOURNAL

ホリスティックヘルス ジャーナル

植田 真史先生のマインドフルネスのススメ

マインドフルネスとは一体なに?

最近耳にすることが多くなったマインドフルネス。

診療の一環として取り入れる病院や、社員研修として取り上げる企業も増えてきており、徐々に認知度が上がってきているようです。

しかし一方で、こんな声もよく聞きます。

 

・マインドフルネスってよく聞くけど、そもそも何?

・具体的にどんなことをするの?

・マインドフルネスにはどんな効果があるの?

 

この記事では現役の医師であり、マインドフルネス講師でもある筆者がこういった疑問を分かりやすくお伝えします。

 

マインドフルネスってそもそも何?

 

簡単にいうと、マインドフルネスとは瞑想により養われる力のことです。したがって「マインドフルネスの実践」といえば「瞑想の実践」と考えて頂いて問題ありません。

 

ここでいう瞑想とは、もともとは仏教的な伝統の中で、人生の悩みに効果的に対処するための実用的な方法として編み出され、受け継がれたものでした。

しかし1980年代以降のアメリカにおいて、仏教瞑想のエッセンスを整理し、宗教的背景に関わらず実践できるメソッドとして「マインドフルネス」という言葉で紹介される機会が増えてきました。

 

このことをきっかけにまず西洋においてマインドフルネスという言葉が普及することとなり、近年はその流れが日本にもおよび始めているところです。

 

 

マインドフルネスではどんなことをするの?

 

マインドフルネスの実践はとりもなおさず瞑想の実践です。

ひとくちに瞑想といっても実は様々な種類があり、代表的なものとしては以下のようなものがあります。

 

・呼吸に注意を向ける呼吸瞑想

・体の感覚を観察するボディスキャン

・心に抱く対象に思いやりの気持ちを向ける慈悲の瞑想  などなど・・・

 

一般的には、これらの様々な瞑想を組み合わせて実践することが多いです。

それぞれの瞑想の詳細に関しては今回の記事では割愛させて頂きますが、今後の記事で分かりやすく説明していきますので、

ぜひチェックをお願いします!

 

マインドフルネス・瞑想にはどんな効果があるの?

 

瞑想は非常にシンプルな方法ですが、体系的に練習していくことで人生に新しい方法で向き合うことが出来るようになり、人生が好転したという経験談は挙げればキリがないほどです。

また近年では身体的・心理的健康に関する様々な効果が科学研究という形で実証されてきています。

 

いくつか例を挙げると以下のようなものがあります。

 

・心理的ストレスの軽減

・感情コントロールの向上

・集中力の向上

・睡眠の質の向上

・痛みの緩和

・過食の改善   などなど・・・

 

ご覧のとおり効果は多岐にわたり、マインドフルネスが様々な分野で注目されている理由となっています。

 

あなたが気になる効果はありましたか?

 

まとめ

 

今回の記事ではマインドフルネスが一体どういうものなのか、概要を説明しました。

HHLABでは毎週金曜日にマインドフルネスに関する情報を発信していきます。更なる詳細が気になる方、ぜひチェックをお願いします!

植田 真史

植田 真史(うえだ まさし)

みゆきの里顧問
医師・マインドフルネス講師

米国Brown大学認定マインドフルネスストレス低減法(MBSR)講師
Home of Mindfulness代表
現代マインドフルネスセンター副代表

眼科医だった頃にうつ病に悩まされたが、マインドフルネスとの出会いをきっかけに快復。
その際の経験から精神科医に転向し、渡米してマインドフルネスの講師資格を取得。
病院外にも目を向けてマインドフルネスの普及活動に取り組んでいる。

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