HOLISTIC HEALTH JOURNAL

ホリスティックヘルス ジャーナル

植田 真史先生のマインドフルネスのススメ

だるいときの瞑想

「休んでいるはずなのに疲れがとれない…」
「いつも体がだるくて横になりたくなる…」
 
そんなお悩みはありませんか?今日はだるいときにオススメな瞑想をいくつかご紹介し、だるいときの瞑想の考え方についても説明していきます。
 
 
 

だるいときの瞑想1:マインドフルヨガ

 
 
瞑想なのにヨガ?と思われるかもしれませんが、ヨガは広い意味で瞑想ということもできます。特にマインドフルネスを活用したヨガであるマインドフルヨガは身体の感覚に気づきながら行うもので、瞑想的なヨガといえます。
 
マインドフルヨガは身体の感覚に気付きながらポーズをとるということを行います。身体をストレッチして筋肉がほぐれると、だるさの改善も期待できますよ。以下の動画でぜひ一緒にやってみてくださいね。
 
 
 
 
 
マインドフルヨガで大切なのは、無理をして綺麗なポーズを取ろうとしたり、身体を一生懸命に柔らかくしたりする必要はないということです。必ずしもガイド通りに行う必要はありません。ポーズに無理のない範囲を探って、その中にとどまるようにしましょう。
これは無理をしすぎないセルフケアの精神を培うことにも繋がり、長期的にも疲れがたまりにくくなることが期待されます。
 
 
 

だるいときの瞑想2:ボディスキャン

 
 
 
「ポーズをとるのもきつい」「動きのあるヨガはあまり気が進まない」という場合には、横になったままでもできるボディスキャン瞑想はいかがでしょうか。
ボディスキャン瞑想では、身体の感覚に順番に注意を向けるということを行います。以下のガイド音源でぜひ一緒にやってみてください。
 
 
 
 
 
 
身体の感覚を俯瞰して観察することで、だるさの元になっている不快な感覚と適度な距離を取ることができ、だるさが軽減されることが期待できます。
また、ボディスキャンを続けると身体の感覚に気付きやすくなり、体調な変化に早期に気づくことができるようになります。そうすると疲れをためこむ前に対応ができるようになるので、予防的な意味でもおすすめです。
 
 
 

だるくて瞑想ができないとき

 
 
 
ときには疲れが溜まりすぎてボディスキャン瞑想もできない、という場合もあるでしょう。瞑想はある程度の集中力を要するため、本当に疲れている場合には瞑想を行うこと自体が難しいということもあります。
 
そういう場合には無理をして瞑想を行う必要はありません。また、瞑想の途中で寝てしまったとしても、自分を責める必要はありません。
今日ご紹介した2つの瞑想は心と身体の一体化が促されるものです。寝てしまったとすれば、それは今身体が求めていることに心が寄り添った結果だということもできます。
 
今日は瞑想を活用しただるさへの対応をお伝えしましたが、だるさが長く続く場合には、身体の不調のサインかもしれません。医療機関を受診して相談するのも大切な対応の一つであることを覚えておいてくださいね。
 
 

まとめ

 
 
いかがだったでしょうか。今日は「だるいときの瞑想」についてお話ししました。HHLABでは他にもマインドフルネスや瞑想について解説した記事をたくさん執筆していますので、ぜひ今後もチェックしてくださいね。
 
植田 真史

植田 真史(うえだ まさし)

みゆきの里顧問
医師・マインドフルネス講師

米国Brown大学認定マインドフルネスストレス低減法(MBSR)講師
Home of Mindfulness代表
現代マインドフルネスセンター副代表

眼科医だった頃にうつ病に悩まされたが、マインドフルネスとの出会いをきっかけに快復。
その際の経験から精神科医に転向し、渡米してマインドフルネスの講師資格を取得。
病院外にも目を向けてマインドフルネスの普及活動に取り組んでいる。

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