HOLISTIC HEALTH JOURNAL

ホリスティックヘルス ジャーナル

植田 真史先生のマインドフルネスのススメ

瞑想を習慣化するコツ〜瞑想Q&A〜

瞑想に関する質問や悩みにお答えするこのシリーズ。

今回は「瞑想が習慣化できない」というお悩みを取り上げ、継続の「コツ」をお伝えします。

 

今回のご質問

Q.

瞑想が習慣化できません。仕事が終わってからやろうと決めても、いざ帰宅すると疲れていてやる気が起きなかったり、仕事が遅くなってそのまま寝たりしてしまいます。

毎日やろうと決めたはずなのに、結局週1回くらい思いついたときにやる程度になっており、自信をなくしてしまいます。習慣化するにはどうすればよいでしょうか。

 

A.

瞑想を習慣化するコツは、毎日行うこと、短い時間から始めること、毎日同じ時間帯にすること、予定が入らない時間にすること、可能なら一緒にやる仲間を見つけることです。

 

それぞれ詳しく説明しますね

 

 

瞑想習慣化のコツ

 

 

 

コツ1 : 毎日行うこと

1日おきや、決まった曜日だけ行う、というようにすると、いつの間にか瞑想をするのを忘れてしまって結果的に続かないことが多いようです。また、何日か瞑想を行わない日が続くと、再開するのがだんだんとおっくうになってきてしまいます。毎日行うと決めてしまった方が、結果的に心の負担が少なくなるのではないでしょうか。

 

 

 

コツ2 : まずは短い時間から始めること

例えばいきなり毎日30分など、最初から張りきりすぎると、ちょっとしたことで時間が取れなくなり続かなくなってしまいます。

まずは1日5分でもよいので毎日継続することを目指しましょう。時間を伸ばすのは慣れてきてからでも大丈夫です。

 

 

コツ3 : 毎日同じ時間帯にすること

朝起きた直後や、歯磨きのあとに行うなど、何かの動作に結び付けて毎日同じタイミングでやると習慣化しやすいです。

毎日同じ時間にスマホでアラームをかけておくのも手です。特に、眠くなりにくい朝の時間帯はおすすめです。

 

 

コツ4 : 予定が入りにくい時間にすること

夜やることにしてしまうと、仕事が長引いて帰宅がいつもより遅くなったりして、結局やらずに寝てしまうことになりがちです。しかしこれはケースバイケースで、例えば「子どもがいて朝時間が取れず、むしろ夜の方が予定が入りにくい」という場合は夜でも大丈夫です。

ご自身のライフスタイルに合わせ、時間帯を探ってみてください。

 

 

コツ5 : 瞑想仲間を見つける

一人の意志ではなかなか続かない瞑想も、仲間を作ってみんなで一緒にやると続きやすいです。もし周りに瞑想やマインドフルネスに興味を持っているご家族やご友人がいらっしゃれば、一緒にやってみるのはいかがでしょうか。

ビデオ通話ツールを使って、オンラインで同じ時間に行うのも良いかもしれませんね。

 

 

まとめ

 

今回は瞑想習慣化のコツをいくつかお伝えしました。以上を参考にして、ご自身の継続しやすいやり方を探ってみてくださいね

 

植田 真史

植田 真史(うえだ まさし)

みゆきの里顧問
医師・マインドフルネス講師

米国Brown大学認定マインドフルネスストレス低減法(MBSR)講師
Home of Mindfulness代表
現代マインドフルネスセンター副代表

眼科医だった頃にうつ病に悩まされたが、マインドフルネスとの出会いをきっかけに快復。
その際の経験から精神科医に転向し、渡米してマインドフルネスの講師資格を取得。
病院外にも目を向けてマインドフルネスの普及活動に取り組んでいる。

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