HOLISTIC HEALTH JOURNAL

ホリスティックヘルス ジャーナル

養生食

干しいたけの南蛮漬け

しいたけは、日本をはじめ、中国、韓国、フィリピン、台湾などに分布するきのこ。味の面から見ても栄養の面から見ても、干しいたけのほうが、生しいたけよりずっと上回っています。これは天日干しすることによってビタミンD含有量が、生しいたけの10倍になるから。また、乾燥過程で香りや旨味成分「グアニル酸」が作られるため、生しいたけにはない味わいが醸しだされます。またビタミンD不足は、イライラしたり、やる気がなくなりがちですが、しいたけを常食することで神経を鎮静させ、精神安定を促します。さらにしいたけに含まれるレンチナンという成分は干しいたけの香りの素で、抗がん作用があることが確認されています。

干しいたけの南蛮漬け

材料(4人分)

  • 干しいたけ……… 4個
    (戻して直径3~4cmのもの)
    薄力粉 ……… 4g
    揚げ油 ……… 適量
    玉ねぎ ……… 1/4個
    にんじん ……… 1/5個
    赤パプリカ ……… 1/4個
    ピーマン ……… 1/2個
    【漬け酢】
    きび砂糖 ……… 大さじ1と1/2
    赤酒 ……… 大さじ3
    薄口しょうゆ ……… 大さじ3
    酢 ……… 大さじ4

作り方

  • 1干しいたけは裏返しにし、30分程度天日に干してから、水に浸し戻す。
  • 2漬け酢の調味料を合わせ、加熱して冷まし、千切りにした野菜を加える。(好みで野菜は軽く炒めるか湯引きをしても良い)
  • 3しいたけの水分をふき取り、小麦粉をつけ、油で揚げ熱いうちに漬け酢に入れる。冷蔵庫で冷やす。
東島 正彦

東島 正彦(ひがしじま まさひこ)

現職:みゆきの里 料理長

自身の病気の経験から「医食同源」を信条に田園キッチンの料理長に就任。
穀物や野菜の味と力を引き出すマクロビオティックの調理法に学び、「土からお皿まで」
を提唱し、自ら農業に従事するなど、自然と調和する食、健康を考えた食の提供を目指している。
「医福食農連携推進協議会」中心メンバーとして、管理栄養士と共に健康レシピ本を作成。
KKT「テレビタミン」の料理コーナーに出演、けんくま21市民会議等に参加、「野菜と玄米の料理講座」 を開催するなど「食は命なり」を伝え続けている。

略歴

1981年 福岡市内ホテルなどで日本料理の修行
2003年 ウェルネススクエアー和楽開館から田園キッチン料理長に就任
      ~現在に至る~

© Holistic Health Lab All rights reserved.