HOLISTIC HEALTH JOURNAL

ホリスティックヘルス ジャーナル

医師監修

マインドフルに体調を整える

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日々の忙しさやストレスのなかで、「なんとなく身体が重い」「疲れが抜けない」と感じることはありませんか?そんなとき、私たちはつい外側の解決策――サプリや情報、即効性のある方法――を探してしまいがちです。でも、少し立ち止まって、自分の身体の声に静かに耳を傾けてみると、そこには穏やかで自然な回復の力が眠っています。マインドフルネスは、その力に気づき、育てるサポートとなる方法です。

 

自分の身体に気づくことから始める

 

体調が優れないとき、多くの人は「どうすればよくなるか?」という問いに意識を向けます。でもマインドフルネスでは、その前に「今、どんな状態なのか?」を丁寧に見ていくことを大切にします。たとえば、椅子に座ったときの足の感覚、呼吸の深さ、肩や首のこわばり――そういった感覚に注意を向けてみるだけでも、身体は少し緩むことがあります。

こうした気づきの実践には、ボディスキャン瞑想が役立ちます。ゆっくりと身体の各部位に意識を向けていくことで、「無理をしていた」「疲れに気づいていなかった」自分に出会うかもしれません。

 

▼参考:「ボディスキャン瞑想 〜からだの感覚に気づくセルフケア〜」

https://media.miyukinosato.or.jp/mindfulness/511/

 

心と体の関係をやさしく見つめる

 

体調は、心の状態と深くつながっています。ストレスを感じたときに胃がキリキリしたり、気分が落ち込んだ日に体がだるくなったりするように、心の緊張が身体に影響を与えるのです。マインドフルネスは、思考や感情のパターンに気づく手助けをしてくれます。そしてその気づきは、身体に起こっていることを単なる「不快」や「不調」ととらえるのではなく、「今ここで起きている現象」として、少し距離を持って見る視点を育てます。

 

この視点の変化は、ストレスに押しつぶされそうなときでも、自分をやさしく支える土台になります。以下の記事でも、この関係性について丁寧に解説しています。

 

▼参考:「ストレスとマインドフルネス② 心と身体の関係」

https://media.miyukinosato.or.jp/mindfulness/2990/

 

小さな実践が、大きな変化につながる

 

「マインドフルに体調を整える」というと、特別な時間や場所が必要だと思うかもしれません。でも、日常の中でほんの数分でも呼吸に注意を向けたり、食事を味わいながらゆっくりいただいたりすることで、身体と心のつながりに気づくことができます。たとえば、日常動作をマインドフルに過ごすだけでも、私たちは今の状態に戻るための「軌道修正」を行えるのです。

 

このような小さな実践の積み重ねが、身体の声に敏感になり、無理をする前に立ち止まれる力を育ててくれます。そして、マインドフルなあり方は、結果的に「体調を整える」ことにもつながっていくのです。

 

▼参考:「日常動作をマインドフルに」

https://media.miyukinosato.or.jp/mindfulness/2387/

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?体調を整えるための第一歩は、自分自身の今の状態にやさしく気づくことです。マインドフルネスの実践は、体の声を聴き、心と身体のバランスを取り戻す助けになります。どんなに忙しい日々でも、今この瞬間の自分にそっと寄り添う時間を持つこと――それが、健やかさへの道を開いてくれます。

 

 

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