ボディの健康法として大切なのは、いのちの器としての身体・体力を高めることです。あなたの身体は、人生ビジョンを達成するのに十分ですか?治療中の疾患や何らかの症状はありませんか? また、健診・検診の結果は如何ですか?特に、肥満度・血圧値・血清脂質値・血糖値・その他、体力など定期的にチェックし、身体に現れた自分の課題を把握することが健康長寿への足掛かりとなります。
次になぜこのような身体上の課題が生じたのか、「6.生活習慣病はその前兆から対策を」の図から自分のライフスタイルを考えてみましょう。健康な生活習慣が欠かせないことが分かりますね。
① 適切な食事
② 適度な運動
③ 十分な睡眠と
正しい生活習慣の定着
健康的なからだをつくるには、これらが重要です。これらが乱れた状態を長年続けていると生活習慣病につながります。「6.生活習慣病はその前兆から対策を」において生活習慣病の怖さをお示ししましたが、生活習慣病の原因が「生活習慣」に関わるということは、日々の生活の心掛け次第で生活習慣病のリスクを下げ、健康的なからだづくりを後押しすることが可能になるということです。
ボディの健康法においての基本はまず、① 日々の食事に気を付けることです。高血圧や糖尿病、心臓病、脳卒中などの生活習慣病は、患者数が増加傾向にあります。しかし、食事や運動などの生活習慣を見直すだけで改善する可能性もあります。
食生活という言葉もあるように、摂るべき食べ物・規則的な食事・バランスよく食べる等々 情報を得ながら、健康で長生きできる身体を得るために具体的に実践することが重要です。また、酸化ストレスを減少させる抗炎症食・デトックス食や免疫力を高める食などの養生食を心掛け、抗酸化力・免疫力を高めることが大切です。これらは自然治癒力をたかめることにも繋がります。
養生食のご紹介や、マインドフルネスを活用した食事のとり方、サプリメントの適切な取り方など、当ホームページ上の「Holistic Health Lab(ホリスティックヘルスラボ)」に掲載していますので参考にしてください。
次に② 体を動かしましょう。体を動かす方法には、様々な方法(ウオーキング・筋トレ・ヨガ・気功 太極拳・水泳・スポーツジム・登山等々)があります。ご自分の身体や状況に合わせた健康づくりが必要となります。人と比較するのではなく、体調管理をデータ(体重変動・腹囲・血圧・脂質・血糖等々)で確認されるのもお勧めします。ご自分に最適な体を動かす方法を獲得しましょう。みゆきの里におきましては、太極拳をセミナーにてご紹介する予定です。
良質で十分な睡眠をとりましょう。日本人の4~5人に1人は睡眠に悩まされているそうです。疲れた脳と全身を休ませ、次の日の活動・代謝エネルギーをリチャージするためには良質で十分な睡眠がかかせません。現代生活はシフトワークや長時間通勤・受験勉強・インターネットやゲームをしての夜型生活など、睡眠不足や睡眠障害が起こる環境にあります。睡眠不足による事故、慢性不眠によるうつ病や生活習慣病の悪化など、睡眠問題を放置すると日中の心身の調子にも支障をもたらします。
睡眠不足だけが睡眠問題ではありません。睡眠の病気(睡眠障害)が増加しています。睡眠障害の種類は100種類近くもあり、不眠症や睡眠時無呼吸症候群をはじめとする日本人でもよくみられる数多くの睡眠障害があります。快眠のための試みが有効でないとき、不眠や日中の眠気が1ヶ月以上続くとき、何らかの睡眠障害に罹患している可能性を考えてください。(e-ヘルスネットより)
厚生労働省では「健康日本21」や健康づくりのための睡眠指針を発信し、良好な睡眠のための情報提供をしていますのでご覧ください。(URL 睡眠対策 |厚生労働省 (mhlw.go.jp))
良い睡眠を得るために、就寝前は心を落ち着かせる状態が好ましく、携帯電話やパソコンを消して、部屋の明るさを落としたり、軽めの読書、静かな音楽鑑賞やストレッチをしたりするなど、自分なりのリラックス方法を身につけましょう。みゆきの里では良い睡眠を得るためにマインドフルネス瞑想やアロマの活用もお勧めしています。
Holistic Health Labにおきましては、アロマ・鍼灸・マインドフルネス・ボディケアの視点からボディの健康法に関しての情報を掲載しています。漢方による調整という言葉を聞かれた方もいらっしゃると思います。体質改善を通して、体重の減少を促すような効能を持つとされる漢方薬を使用した方法です。皮膚や筋肉が引き締まっているか、体力があるか、便秘や下痢があるか、瘀血症状があるかなどによって漢方薬を選択していきます。Holistic Health Labの漢方のコラムにてご紹介させて頂く予定です。ご自分の身体を良く知り、未来の自分へスタートしましょう!
監修 吉田 紀子(医学博士)プロフィールを見る