サクセスフルエイジングのための12のススメ

7自分の健康は自分で守る!
セルフケア・セルフメディケーション

セルフケアとは健康維持のための自己管理のことです。ちょっと体の具合が悪い。でも、薬を飲んだり、お医者さんに行ったりするほどでもない。そんなとき、みなさんはどうしますか?温かくて、消化のよいもの食べたり、ゆっくりと湯船につかったり、夜更かししないで早めに寝たり等々、ご自分なりの休養を考え行っていませんでしょうか。

このように“自分のできる範囲で自分の面倒を見る”こと。これが「セルフケア」の基本です。セルフケアは、体はもちろん、こころが疲れたときも、とっても有効な手段です。しかも早めの手あては、とっても効果があります。

自分の健康は自分で守る!セルフケア・セルフメディケーション

セルフメディケーションとは

平成12年に世界保健機構(WHO)によって、セルフメディケーションは「自分自身の健康に責任を持ち、軽度な身体の不調(minor ailments)は自分で手当てすること」と定義されました。NPO法人 セルフメディケーション推進協議会「セルフメディケーション・ネット SMAC」(以下SMAC)」に記されています、セルフメディケーションについての提唱をご紹介します。

「健康管理」についてまず、自分の健康に関心をもってください。身体はかけがえのない「自分自身のもの」です。他人や医療関係者任せにしないで、自分を大事にしましょう。素人では、と言う前に、わからないことは聞きましょう。医師や薬剤師、その他の医療関連の専門職能従事者はセルフメディケーションを支援する役割を担っています。関心をもつと、自分の健康状態を常にチェックしてみようと考えるようになります。これをセルフチェックと言いますが、最近はチェックをする道具、たとえば体重計など機能的にも優秀なものが手に入ります。体温計で熱を測ることともセルフチェックです。熱があって、かぜの徴候と判断したら、早めに安静にして症状を緩和する薬(一般用医薬品)を使います。

メディケーションは治療を意味しますから、このように大衆薬を使って症状を治すという定義をいう方もいますが、かぜにかからないための生活改善を実践するといった範囲を広げて考えることをSMACは提唱しています。最近世界の先進国では、医療の主流はセルフメディケーションと呼びかけています。

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監修 吉田 紀子(医学博士)プロフィールを見る

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