HOLISTIC HEALTH JOURNAL

ホリスティックヘルス ジャーナル

アロマ

アロマテラピーの基本③

 

アロマテラピーの香りとは?

 

アロマと言うと、お香や柔軟剤まで同じものだと思ってた。。。と言われる方も多いです。

アロマテラピーで使う精油は、植物の葉や枝、果皮や花、種などから取っているんですよ。

植物がたくわえる香りの成分を抽出するので、蒸留の過程で濃縮されます。

原液で使わず薄めて使うので、とてもナチュラルで爽やかな風のように心地よいです。

香りが苦手というかたもこれがアロマなの。思っていた香りと違うし、とても自然な感じなのね」と印象がガラリと変わる方もいらっしゃる様です。

合成の香りの様にいつも同じ成分で強く香るのではなく、アロマテラピーの精油は自然界の沢山の香りの分子が揮発することで香るので、成分が飛んでしまったらおしまいです。

むしろ名残惜しいと感じる事もあります。

自然のものは合成と違い、ワインのように気候や土壌で成分が変化し同じもの毎年はできません。

育てて作る過程を思うと、自然の恵みである精油を活用させていただくことに感謝を感じ一滴一滴が尊く大事に思えます。

お疲れの時ほど、心やカラダに深くまで届き、癒しや元気、活力を与えてくれます。

アロマテラピーに触れるほど、自然を大事にしなければと思いますね。

 

アロマテラピーはこころとカラダにどう働くの?

 

香りの成分は揮発し、お鼻の粘膜下の嗅毛でキャッチされ、嗅細胞から電気信号で嗅神経を通り大脳辺縁系の扁桃核へ届きます。

好き・嫌いと一瞬で感じるその速さは0.2秒だそうです。

大脳辺縁系は直感的な脳『本能』、大脳新皮質は知的な脳『理性』ですが、大脳辺縁系には人間にとって大事な司令塔の役割があります。

視床下部は自律神経、脳下垂体の前葉部分ではホルモン分泌に関わっています。

脳内に心地よい香りが届くとリラックスし、自律神経やホルモン系に影響を与え、免疫が働くといわれています。

また、香りの分子は皮膚からの浸透吸収では一部血流にも乗るという事が分かっています。

香りの効果と合わせると、更にリラックスし、より成分の作用が期待できます。

 

まとめ

 

アロマテラピーには法律がありません

精油や植物油の禁忌や注意を確認して自己責任の上で使用することになります。

植物でオーガニックだったら全てが安全安心という訳ではありませんが、植物の作用が害にならないように少しだけ気をつければ自分を癒すやさしいツールとなります。

植物精油の香りはやさしく、人間の心や身体に穏やかに働きかけ、ホメオスターシスを強化してくれる頼もしい存在となりえます。

分からないことは専門家に相談し、ぜひ楽しく活用されてくださいね!

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岩見 ともか

岩見 ともか(いわみ ともか)

現職:みゆきの里顧問

NARD JAPANアロマトレーナー
NARD JAPANアロマセラピスト
KACリンパセラピストトレーナー
Dr.Vodderリンパ浮腫セラピスト(MLD/CDT)
松本外科内科医院リンパ浮腫外来担当

21年の臨床看護師経験あり、2010年よりナードアロマテラピースクールやサロンの運営スタート。年間1000件以上のアロマやリンパドレナージュ施術を元に、臨床に強いセラピスト育成など行っている。
病院や訪問看護ステーションなど医療・介護の分野でメディカルアロマテラピーの立ち上げ、スタッフ研修の担当など行い、医療介護における問題解決にむけたアロマテラピー普及活動を行う。
女性特有のお悩み、PMS、更年期などから、乳がん、子宮がんの方、術後の後遺症、介護、緩和ケアのアドバイスまで、ライフサイクルを支えるアロマテラピーはお任せください。

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