HOLISTIC HEALTH JOURNAL

ホリスティックヘルス ジャーナル

健康・予防

むくみでお困りの方のためのアロマテラピー

 

先週位から急に朝の冷え込みが強くなってきましたね。

今の時期に増えてくるのが、むくみやすくなる、冷えるといったお悩みです。

むくみとは皮膚のすぐ下に水分が余分にたまった状態のことで、冷える、重だるい、腫り痛い。。。などの症状で特に女性の方はつらくお困りが多いようです。

 

 

女性は男性に比べ筋量が少なく、ホルモンバランスに左右されるため、夕方になったら足がパンパン。むくんでジーンズがきつい、ブーツのファスナーが上がらない、だるい、痛い!と感じることがある方も多いと思います。

むくんだ所を挙上していると翌朝になると引いているというのは生理的なむくみですが、辛い体質を改善させたいな~!もう少し体を労わって快適に過ごしたいという方は

アロマテラピーケアを行ってみてくださいね。

 

 

むくみの種類、あなたの「むくみ」はどのタイプ?

 

一言で『むくみ』といっても、実はむくみには色々な種類のものがあります。

 

 全身や両側におこるむくみ。

 

・腎臓や肝臓、心臓の機能が低下してむくむもの

・栄養状態がわるくなってむくむもの

・甲状腺の機能が低下してむくむもの

・薬剤性のむくみ

 

 

 局所的で左右差があるむくみ。

 

・静脈のうっ血、うっ滞でむくむもの

・感染症やアレルギーでむくむもの

・筋力の低下、廃用性のむくみ

・がんリンパ節郭清後のリンパ浮腫

 

 

上記のもののほとんどは原因を治療することでしか改善しませんので、

これって何のむくみかな?と一度考えてみることが大事になってきます

 

今回は、特にはじめに書いた女性の生理的なむくみや、冷えて血の巡りが悪く静脈のうっ血、うっ滞でお悩みのときに役立つアロマテラピーをご紹介いたします。

 

 

 

アロマテラピーで自分ケアしよう!!

 

使用法

  • 品質の確かなケモタイプ精油を準備する。 詳しくは アロマテラピーの基本②精油の安全な選び方 をご覧ください 。
  • 手指消毒と使用する物品のアルコール消毒を行う
  • ビーカーにRecipeの精油ブレンドを作成する
  • ブレンド精油にホホバオイル・ファーナスオイルを足してよく拡散させる
  • 遮光瓶に入れ保管し作成日を記入したラベルをはる
  • 二の腕の内側にパッチテスト行い、足のスキンケアやマッサージに使用にください

 

初心者向け

Recipe① 

温めて血の巡りを良くして循環させる、排出させたい方のスキンケア用オイル

・レモングラス3滴

・ジュニパー3滴

・ホホバオイル5ml

・ファーナスオイル(ココヤシ・アブラヤシの飽和脂肪酸のオイル)5ml 計10ml

 

Recipe①は2種類の精油ブレンドで簡単!スキンケアとして保湿に使う

アロマに親しんでいる人向けRecipe②

循環器やホルモンバランスへアプローチしながらセルライトや皮膚のなめらかさまで整えたい方のマッサージ用オイル

・サンダルウッド2滴

・パチュリー2滴2

・ラベンダースピカ2滴

・ホホバオイル5ml

・ファーナスオイル(ココヤシ・アブラヤシの飽和脂肪酸のオイル)5ml 計10ml

※1 ホルモン依存型がん疾患や乳腺症の方はご使用にならないでください

Recipe②はご自分癒しで3種類の精油のブレンドとマッサージを楽しんでいただくブレンドにしています

 

※1について

Recipe②内、サンダルウッド、パチュリーなどは微量ですがホルモン様作用があるために

ホルモンが作用する疾患婦人科疾患、子宮内膜症、乳腺症、乳がん、卵巣がんなど抱えておられる方にはおススメしません。Recipe①には禁忌はありませんので、皮膚への刺激だけ気をつけてそちらをご活用くださいね

(参考文献:ケモタイプ精油辞典var.8)

◆レモングラス精油:血管拡張作用、血流促進作用 ジュニパー精油:モノテルペン炭化水素類 鬱滞除去作用 サンダルウッド精油:セスキテルペンアルコール類/α・βサンタロール 強心作用パチュリー精油:セスキテルペンアルコール類/パチュロール 細胞組織再生作用

 

まとめ

 

「むくみ」は、原因を考えることから始めましょう。

アロマテラピーでは温めたり、血流を促したり、排出させることが得意な精油の成分を活用することによって、心地よくなりながらケアすることができます。

精油は芳香分子の作用もありますが、禁忌もありますので疾患を抱えた方が使用する場合は確認が必要です。特に、がん術後のリンパ節郭清が原因でおこる病的なむくみのリンパ浮腫では、患部にアロマテラピーを使用したマッサージや強い手技、温めるなどの行為は逆に悪化させてしまう恐れがありますので術後の身体の知識を持ったリンパ浮腫セラピストの資格をもつ専門家や、専門医師にご相談くださいね。

 

  😆 😆  看護師アロマトレーナーから一言!   😆 😆 

 

マッサージのことを私たちは「トリートメント」と言っていますが、みゆきカレッジでは

セルフトリートメントの講座なども開催します。むくみやリンパ浮腫の知識も一般の方、医療従事者に方に持っていただきたいので、シリーズで行いますね!

次のHHLABでは「冷え」についてご紹介したいと思います

 

 アロマテラピーは自己責任のもとで行うホームケアです。(使用する前に、アレルギーや精油の禁忌や注意については必ずご確認してください)

 分からない事や心配なときは、お近くのケモタイプアロマテラピーの専門家にお問い合わせ、お尋ねくださいね。

 

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