
「もっとちゃんとやらなければ」「まだ足りない気がする」。
そんな思いに追い立てられるように日々を過ごしていないでしょうか。完璧主義は、一見すると向上心や努力家の証のように見えます。しかしそれが強くなりすぎると、自分を追い込み、心と身体を疲れさせてしまうこともあります。今回は、マインドフルネスの視点から完璧主義との向き合い方を考えてみましょう。
完璧主義とdoingモード
私たちは普段、「問題を解決する」「もっと良くする」ために頭をフル回転させています。これはいわゆる「doingモード」の働きです。doingモードは目標達成にはとても役立ちますが、「今のままでは不十分だ」という前提に立っています。
完璧主義が強いと、このモードが過剰に働きやすくなります。少しのミスも許せず、常に自分を評価し続け、「もっと」「まだ」と未来に向かって走り続ける状態になります。その結果、今この瞬間を味わう余裕がなくなり、慢性的なストレスにつながることがあります。
評価をわきにおくという姿勢
マインドフルネスでは、「評価をわきにおいて、今この瞬間の体験に気づく」ことを大切にします。完璧主義の背景には、「良い・悪い」「できた・できない」という強い評価のクセがあります。
たとえば、何かに失敗したとき、すぐに「自分はダメだ」と結論づけてしまうことはないでしょうか。マインドフルネスでは、その反応そのものに気づきます。「ああ、今、自分を厳しく評価しているな」と気づく。それだけでも、自動的に走っていた思考の流れに少し間が生まれます。
評価をやめようと無理に努力するのではなく、「評価している自分」に気づいていく。その積み重ねが、完璧主義の緊張をやわらげていきます。
beingモードへのシフト
マインドフルネスには、「beingモード」というあり方があります。これは、何かを達成するためではなく、ただ今の体験に開かれている状態です。
呼吸や体の感覚に気づく時間をもつことで、「今ここ」に戻る感覚が育っていきます。すると、「もっと良くならなければ」という思考から少し距離が取れるようになります。
完璧であることを目指すのではなく、不完全さを含んだままの自分に気づく。うまくいっていない瞬間も、緊張している自分も、そのまま観察していく。この姿勢が、自己批判のループから抜け出す助けになります。
doingモードとbeingモードについては、こちらの記事も参考にしてください。
https://media.miyukinosato.or.jp/mindfulness/5477/
まとめ
いかがだったでしょうか?完璧主義は、悪いものではなく、大切な価値観の表れでもあります。しかし、それに振り回されて苦しくなっているときは、少し立ち止まってみることが大切です。HHLABではマインドフルネスに関する具体的なヒントをたくさん用意していますので、ぜひ他の記事もチェックしてみてくださいね!
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