Q.マインドフル・ヨガをやっていると、痛みがあってできないポーズがあります。このようなときはどうすればよいでしょうか。
A.マインドフル・ヨガの中にできないポーズがあるのは自然なことです。今日はこのようなときの考え方についてお話ししますね。
できないポーズがあるのは自然なこと
マインドフル・ヨガは、身体の感覚に気づきながらポーズをとっていくヨガです。「動きながら行う瞑想」と言ってもよいかもしれません。
ヨガではたくさんのポーズをとっていきますが、中には身体の痛みや関節の可動域などの理由で、ガイドの通りにできないポーズがあるでしょう。
身体の状態は一人ひとり異なるので、このようなポーズがあるのは自然なことです。そのため、自分を責めたりする必要はありません。このような際の考え方をご紹介します。
マインドフル・ヨガで大切なこと
マインドフル・ヨガでは、ポーズを完璧にすることよりも、自分の身体と心に意識を向けることが大切です。ポーズが難しく感じたり、痛みを感じる場合は、無理をせずにその瞬間の自分を受け入れることが重要です。
無理にポーズを続けることで、身体に負担をかけてしまう可能性がありますので、痛みを感じたら一度ポーズをやめ、深呼吸をするなどしてリラックスするよう心がけましょう。
また、痛みや不快感を感じた場合には、別のポーズを試してみるのも良い方法です。マインドフル・ヨガの目的は、身体と心を調和させることであり、特定のポーズにこだわる必要はありません。たとえば、ポーズを少し緩めたり、椅子や壁などのサポートを使ってポーズをアレンジしても全く問題ありません。
自分に合った方法でポーズを調整することで、痛みや不快感を和らげ、ヨガの時間をより楽しく、リラックスしたものにすることができます。何より、セルフケアの練習となるのです。
これは「綺麗にポーズが取れる」「安定したバランスを保てる」といったことよりも大切なことです。
今の自分を受け入れる
また、痛みを無視せず、身体の声に耳を傾けるということは、マインドフル・ヨガの本来の目的である、自分との対話を深めることの第一歩です。ポーズがうまくできないと感じるときこそ、自分をいたわり、今の自分を受け入れようとしてみることが、この上ないマインドフルネスの実践になります。