HOLISTIC HEALTH JOURNAL

ホリスティックヘルス ジャーナル

医師監修

マインドフルな人間関係のコツ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 

忙しさの中でも、人と心地よくつながるために

現代の人間関係は、とても複雑です。職場や家庭、SNSなど、私たちは常に誰かとつながりながら生きています。一方で、「なんとなく会話が噛み合わない」「相手にイライラしてしまう」「自分ばかり我慢している」…そんな悩みを抱えることも少なくないのではないでしょうか。


そんなときに役立つのが、マインドフルネスの視点から人間関係を見つめ直すことです。相手との関わり方を変える前に、まずは自分のあり方に気づくことから始めてみましょう。

 

「今、ここ」の自分に気づくことから

 

人と話しているとき、頭の中が別のことでいっぱいになっていませんか?
「あのときあんなこと言わなければよかった」「このあと何を話せばいいんだろう」など、心が過去や未来をさまよっていると、目の前の相手の話を十分に受け取れなくなります。マインドフルな人間関係の第一歩は、今の自分の感情や身体の反応に気づくことです。

たとえば、イライラや緊張に気づいたら、その場で無理に打ち消さずに、「ああ、今ちょっとざわざわしているな」と、やさしく認めてあげましょう。それだけで、反射的な言葉や行動が減り、自然と関係に余裕が生まれてきます。

 

相手を「評価せずに聴く」姿勢を持つ

 

マインドフルネスの基本姿勢のひとつに、「評価をわきに置く」があります。
人間関係の中でも、相手の言動にすぐにラベルを貼ってしまうことはないでしょうか。「この人はわがままだ」「また同じことを言ってる」など。
しかし、そうした評価が積み重なると、相手を「ある型」にはめて見てしまい、柔らかく関わることが難しくなってしまいます。

評価を一度わきに置いて、「この人は今、どんな思いで話しているんだろう?」と、そのままを聴こうとする姿勢が、マインドフルな関係を育ててくれます。これは、「許す」とか「同意する」という意味ではありません。ただ、その人の経験や感情に寄り添おうとする気持ちを持つことが大切なのです。

 

「反応」ではなく「対応」する力を育てる

 

人とのやりとりで、ついカッとなったり、ムッとしたり…。
そんなとき、反射的に返してしまうと、相手との距離が広がってしまうこともあります。マインドフルネスでは、刺激と反応の間に「間(スペース)」を持つことを大切にします。

たとえば、怒りの言葉を受け取ったとき、「今、自分は怒りを感じているな」と気づくことで、その怒りに巻き込まれずに済みます。深呼吸をしてから返すことも、「対応」のひとつです。このような小さな間の積み重ねが、関係をより落ち着いたものへと導いてくれます。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか。マインドフルな人間関係は、自分の内側を見つめることから始まります。
無理に相手を変えようとするよりも、まずは自分の反応やクセに気づくこと。評価をわきに置き、反射的な行動を少しずつ手放していくことで、人との関係がやわらかく、そして自然なものに変わっていきます。

 

HHLABでは、他にもマインドフルネスに関する記事をたくさん用意していますので、ぜひチェックしてみてくださいね!

他の記事はこちらから! ←ぜひクリック!!

 

▼こちらもぜひチェックしてみてください!▼

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
© Holistic Health Lab All rights reserved.