HOLISTIC HEALTH JOURNAL

ホリスティックヘルス ジャーナル

医師監修

5分間の呼吸瞑想 〜音声ガイド付き〜

 
ついつい気が散ってスマホをみてしまう…
目の前のことに集中できるようになりたい…
 
そんな風に感じることはありませんか?忙しい状態が続くとと集中力が切れ、時間がないはずなのになぜかスマホを見たりしてしまいますよね。
今回の記事では、注意のコントロール力や集中力を養うことのできる「呼吸瞑想」を紹介します。今回は実践しやすい10分間のガイド音源をつけています。忙しいときだからこそ、5分間の時間を確保して、やってみてくださいね。さらに毎日続けるとより効果的です。
 
 

ガイド付き音源

 
 
こちらの動画をクリックすると再生されます!
 
 
 
 

呼吸瞑想の説明

 
① 座り方
 
クッションの上、または椅子に座っても構いません。椅子の場合はできれば背もたれは使わずに座ります。しかし自分が楽に座っていられる姿勢を優先しましょう。
 
※詳しい座り方については、こちらの記事をご覧ください。

 

一方で座っていることがつらい場合には、横になって行っても大丈夫です。

 

②呼吸の感覚に注意を向ける
 
目を閉じるか軽く開けておき、呼吸の感覚に注意を向けます。特に呼吸を速くしたり遅くしたりする必要はありません。コントロールせず自然にしておきましょう。
 
呼吸に伴って身体には様々な感覚が生じていますが、今回は鼻の入り口に注意を向けてみましょう。例えば、吸う息で少し涼しい空気が入り、吐く息では暖かく湿った空気が出ていくような感覚があるのではないでしょうか。普段は気付きませんが、このように呼吸の感覚は常に変化しています。
この変化を見逃さないように、できるだけ長く鼻の入り口に注意を保ってみましょう。
 
③注意がそれたら呼吸に戻す
 
呼吸に注意を向けているつもりでも、いつの間にか別のことを考えていたり、違うことに注意がそれたりすることに気づくと思います。注意がそれるというのは、心が持っている自然な性質ですので、それについて自分を責めたりする必要は全くありません。
呼吸に集中することも難しいのですから、日常生活の複雑な作業だとより集中が難しいのは想像に難くないですね。しかしだからこそ、シンプルな呼吸瞑想で集中力を養うことが重要だとも言えます。
 
④繰り返す
 
注意が何度それても、その度ごとに淡々と呼吸に戻ってきましょう。注意を戻す度ごとに注意のコントロール力、集中力が鍛えられていきます。注意がそれることをむしろ利用して、それを戻すことでトレーニングをしていると言ってもよいでしょう。その意味で「注意がそれること」は瞑想のパートナーと言ってもよいかもしれません。
時間が来るまでこれを繰り返しましょう。
 
 

まとめ

 
いかがだったでしょうか。シンプルな瞑想ですが、他の様々な種類の瞑想の土台となる最も重要な瞑想でもあります。1日5分でも時間をとって行いましょう。
 
植田 真史

植田 真史(うえだ まさし)

みゆきの里顧問
医師・マインドフルネス講師

米国Brown大学認定マインドフルネスストレス低減法(MBSR)講師
Home of Mindfulness代表
現代マインドフルネスセンター副代表

眼科医だった頃にうつ病に悩まされたが、マインドフルネスとの出会いをきっかけに快復。
その際の経験から精神科医に転向し、渡米してマインドフルネスの講師資格を取得。
病院外にも目を向けてマインドフルネスの普及活動に取り組んでいる。

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