HOLISTIC HEALTH JOURNAL

ホリスティックヘルス ジャーナル

養生食

新筍の おかか和え たらの芽添え

筍には、カリウムが多く含まれているので、体内のナトリウムを排出し、高血圧予防に有効です。
また、茹でたけのこの節に出る白い粉は、チロシンというアミノ酸で、新陳代謝を活発にし、脳を活性化する働きがあります。

不溶性食物繊維のセルロースも多く、便通をよくする効果も。

これほどタイミングを見計らって勢いよく伸びる野草や野菜はありません。
春の気をいっぱいに使って空に向かって伸びる力は陰性ではあるので陽性の煎って細かく砕いた粉鰹は相性が良いです。この気をいただいて静寂の冬から活動の春へシフトしましょう。

新筍の おかか和え たらの芽添え
  • 材料(4人分)

  • 新筍 ……… 200g
    たかの爪 ……… 1本
    一番だし汁 ……… 240cc
    【A】
    酒 ……… 大さじ1
    みりん ……… 大さじ1
    薄口しょうゆ ……… 大さじ2
    きび砂糖 ……… 20g
    粉かつお ……… 少々
    たら もしくは うどの芽 ……… 4本
    木の芽(さんしょうの芽)……… 適宜
    ※材料(1人前/ 53kcal 塩分/ 0.8g)

作り方

  • 1筍の厚い外皮を取り、たっぷりの米ぬか水または米のとぎ汁にたかの爪を入れ、箸がスムーズに通るまで茹でる。
  • 2そのまま冷まし、30℃くらいに冷えたら、冷水で洗い流してあくを取る。
  • 3一口サイズに切り、一番だし汁にAの調味料を入れて煮る。充分味がなじんだらザルに上げ、熱いうちに粉かつおをまぶす。煮汁は冷ましておく。
  • 4たらの芽は塩茹でし、熱いうちに③のたけのこのだし汁に浸し、味を付ける。
  • 5③の筍を器に盛り、たらの芽と木の芽を添える。
東島 正彦

東島 正彦(ひがしじま まさひこ)

現職:みゆきの里 料理長

自身の病気の経験から「医食同源」を信条に田園キッチンの料理長に就任。
穀物や野菜の味と力を引き出すマクロビオティックの調理法に学び、「土からお皿まで」
を提唱し、自ら農業に従事するなど、自然と調和する食、健康を考えた食の提供を目指している。
「医福食農連携推進協議会」中心メンバーとして、管理栄養士と共に健康レシピ本を作成。
KKT「テレビタミン」の料理コーナーに出演、けんくま21市民会議等に参加、「野菜と玄米の料理講座」 を開催するなど「食は命なり」を伝え続けている。

略歴

1981年 福岡市内ホテルなどで日本料理の修行
2003年 ウェルネススクエアー和楽開館から田園キッチン料理長に就任
      ~現在に至る~

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