
仕事には、締め切りや評価、人間関係、役割への責任など、さまざまなストレスが伴います。
まじめに取り組もうとする人ほど、「もっと頑張らなければ」と自分に厳しくなり、気づかないうちに心も身体も緊張していることがあります。
マインドフルネスは、ストレスを取り除くための技術というよりも、ストレスとの関わり方を見直す実践です。今日は、日々の仕事の中でマインドフルネスをどのように活かすことができるのかを見ていきましょう。
ストレスとの距離をとる
私たちを疲れさせるのは、出来事そのものというよりも、それに対して自動的に広がっていく思考や感情であることが少なくありません。たとえば上司から指摘を受けたとき、「評価が下がったのではないか」「自分は向いていないのではないか」といった考えが次々に浮かび、心の中で不安が増幅していくことがあります。
マインドフルネスでは、出来事と、そこから生まれる思考や感情を丁寧に区別して観察します。「いま不安を感じている」「胸が締めつけられるような感覚がある」と気づくことで、出来事に完全に巻き込まれることを防ぎます。
この「気づき」は、問題をすぐに解決するわけではありませんが、ストレスとのあいだに小さな距離をつくります。その距離が、心の余裕を育てていきます。
今ここに戻る時間をつくる
忙しい職場では、心が常に未来へ向かい、「次にやるべきこと」に追われがちです。体は会議室にいても、頭の中では次の締め切りや未返信のメールを考えている。そうした状態が続くと、気づかないうちに緊張が慢性化していきます。
マインドフルネスは、その流れをいったん止め、「今ここ」に戻ることを大切にします。そのためのキーワードは「感覚」です。椅子に座っている感覚、足裏が床に触れている感覚、呼吸の感覚など、すでにここにある感覚に注意を向けます。
わずか数分であっても、身体の感覚に意識を向けることで、思考中心の状態から離れ、神経系は落ち着きを取り戻しやすくなります。こうした小さな実践が、日中の緊張をゆるめる助けになります。
「反応」から「対応」へ
ストレスが強まると、私たちは無意識のうちに「反応」しやすくなります。感情に任せて言葉を返したり、必要以上に自分を責めたり、あるいは逆に感情を心の中に押し込めてしまうこともあります。
マインドフルネスでは、まず自分の内側で起きていることに気づきます。怒り、焦り、不安、身体のこわばりや呼吸の浅さ。その一つひとつに気づくことで、すぐに行動に移らなくてもよい「間」が生まれます。
その間があることで、私たちは自動的な「反応」ではなく、自分が大切にしたい価値観に沿った「対応」を選ぶことができます。この違いは小さく見えて、職場でのストレス軽減に大きな影響を与えます。
まとめ
いかがだったでしょうか?仕事のストレスを一気になくすことは難しいかもしれませんが、ストレスとの関わり方を変えていくことはできます。HHLABではマインドフルネスに関する具体的なヒントをたくさん用意していますので、ぜひ他の記事もチェックしてみてくださいね!
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