HOLISTIC HEALTH JOURNAL

ホリスティックヘルス ジャーナル

養生食

薬膳ご汁

【大豆】
総コレステロールを低下させる大豆レシチン、ビフィズス菌を増殖させる作用のあるオリゴ糖、酸化作用やコレステロールなど血中脂質の低下が期待できる大豆サポニン、骨粗しょう症の予防や更年期の不調を改善するといわれるイソフラボンといった、多くの機能性物質を含む。不溶性の食物繊維も豊富で、腸内の善玉菌を増殖させ、便秘予防や有害物質の排泄な
どに効果がある。
【ごま】
ゴマリグナンという抗酸化物質は、肝臓で大量発生する活性酸素を撃退。また肝臓に栄養を運ぶ役割もあるため、肝機能を回復させるだけでなく向上させる効果も。
【どくだみ】
排便を促す緩下(かんげ)作用や余分な水分を排泄する利尿効果があり、体内の老廃物を除去してくれる。

薬膳ご汁

材料(4人分)

  • にんじん ……… 1/2本
    干しいたけ ……… 2枚
    ごぼう ……… 1/2本
    なす ……… 1/2本
    南関あげ ……… 1/8枚
    長ねぎ ……… 1/4本
    昆布だし……… 720cc
    どくだみの葉 ……… 0.5g
    味噌 ……… 30g
    すりごま ……… 大さじ2

作り方

  • 1昆布だしの中にお茶パックに入れたどくだみの葉を入れ、だしをとる。
  • 2大豆は一晩水に浸し、水気を切ったあとミキサーで細かく砕いて「呉」を作る。
  • 3にんじんはいちょう切り、干しいたけは千切り、そしてごぼうはささがきにする。
  • 4野菜は蓋をして、蒸し煮にする。そこへ①のだしを入れて煮る。
  • 5野菜が煮えたら味噌、長ねぎ②の「呉」を加え、次に南関あげ、なすを加えて、ひと煮立ちする。
  • 6器に盛ったあと、すりごまをふりかける。
東島 正彦

東島 正彦(ひがしじま まさひこ)

現職:みゆきの里 料理長

自身の病気の経験から「医食同源」を信条に田園キッチンの料理長に就任。
穀物や野菜の味と力を引き出すマクロビオティックの調理法に学び、「土からお皿まで」
を提唱し、自ら農業に従事するなど、自然と調和する食、健康を考えた食の提供を目指している。
「医福食農連携推進協議会」中心メンバーとして、管理栄養士と共に健康レシピ本を作成。
KKT「テレビタミン」の料理コーナーに出演、けんくま21市民会議等に参加、「野菜と玄米の料理講座」 を開催するなど「食は命なり」を伝え続けている。

略歴

1981年 福岡市内ホテルなどで日本料理の修行
2003年 ウェルネススクエアー和楽開館から田園キッチン料理長に就任
      ~現在に至る~

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